登場人物紹介
トルテ
秘密結社M・I・A所属の男。
自称スパイらしいが真偽は不明。
最近呪術廻戦が熱い。
ミルフィ
秘密結社M・I・A所属の女。
トルテの右腕となる存在。
ジャンプよりもマガジン派らしい。
本ブログでは映画を調査ファイルとして以下の基準で分類しております。
映画調査ファイル区分
S⋯今年最も印象に残った調査
A⋯かなり印象に残った調査
B⋯いってよかったと思えた調査
C⋯可もなく不可もなくな調査
D⋯あまり良くなかった調査
E⋯苦戦を強いられた調査
贖罪・謝罪必須案件
こちらトルテ。ミッションコンプリート。
こちらミルフィ。ミッションご苦労様です。今回のミッションはこちらでしたね?
MISSION
終わる終わる詐欺で有名な万事屋が、今回本当に終わるかを調査せよ
ああ、今回のミッションの正体だが⋯⋯。
ん?どうしました?早く正体を教えてくださいよ?
あ、ああ⋯。わかった。その正体はこれだ⋯。
これって、ジャンプで大人気の漫画『銀魂』ですよね?この映画に何か問題でも?
いや⋯、映画自体は全く悪くない。問題はこちらの方にあった。これは『銀魂』アニメの最終回とも言える作品なのだが、今回俺は事前調査が間に合わなかった⋯。
はあぁ!?最終回に近い作品の事前調査を怠ったんですか!?それは作品に対して失礼なのでは!?熱烈なファンの方々に怒られますよ!?
本当に申し訳ない⋯。だが、予備知識自体はある状態で言ったためすべてがはてなマークとはならなかった。一本目の映画や漫画でちょくちょく読んでいた部分、アニメでやっているのを見る機会が何度かあったこともあったからな。なので、これから行う調査報告はやや的外れになるかもしれない。それを承知の上でまとめてくれ。
⋯⋯上層部に怒られても知りませんよ?
あらすじ
地球滅亡までのカウントダウンが迫る中、かつての盟友である銀時、高杉、桂は、それぞれの思いを胸に奔走する。そんな銀時たちの前に立ちはだかったのは、幼少時代の彼らを教え導いた師匠・吉田松陽の別人格である虚(うつろ)だった。銀時たちを援護するべく、新八と神楽、さらには真選組やかぶき町の面々、かつてのライバルたちも立ち上がる。
映画ドットコムより引用
ちなみに今作は銀魂のアニメ劇場版の3作品目。2019年6月にラストを迎えた原作の話をベースに今回のFINALは描かれています。更に入場者特典に関しましては同ジャンプの漫画で現在も映画が好調な『〇滅の刃』のキャラのカードを配布するなど、その自由すぎる暴挙が許されてしまうのも本作の売りの1つです。
初見であれば終始ハテナ。アニメ『銀ノ魂扁』の続き
本当に申し訳ない。銀魂アニメを侮っていた⋯。まさか、300話以上のアニメ作品だったとは⋯。
300話以上ですか!?それは確かに事前調査にかなりてこずりますね⋯。
ああ。だが、鑑賞後わかったことだがこの銀魂という作品の性質上、300話を馬鹿正直にすべて見て挑まなければならないということではなかったようだ⋯。うかつだった⋯。
確かに『銀魂』という作品は何年もの間愛されているアニメであるということもあって、その話数は300話を超えるほどとなっている。それぐらいこの作品の事前調査をしようとするということはかなり高い敷居をまたぐことになるように感じてしまう。しかし、『銀魂』という作品の性質として、ギャグ回とシリアス回(人気キャラ、メインキャラの登場回等)が混在しているという部分が、少しこの作品に触れる敷居を低くしてくれているように思えたな。
『銀魂』自体、ほとんどギャグが主流の作品であるため、シリアス回や重要回だけをピックアップして鑑賞すれば約3分の1程度の鑑賞量で映画まで突っ走れるという情報を傍受した。なので、シリアス回だけでも把握しておいて、今回の劇場版鑑賞後にハマればギャグ回も楽しむというのが、今回の劇場版を早く楽しむことができ、銀魂という作品の良さを知ることができる近道だと感じたよ。
そしてまだ追いつけていないので断言はできないが、これはアニメの『銀ノ魂扁』の続きにあたる。故にアニメ終盤のその回だけを最低でも押さえておけば、理解度も最短である程度深まるのではなかろうか?
松陽の弟子3人の熱きチーム戦
この3人は確か⋯松下村塾の教え子の方々ですね?
そうだ。銀魂のシリアス回では長い間この3人の師匠である吉田松陽のエピソードがちらつかされていた。そして今作では予告編の段階で言われていた通り、そんな彼らの師匠とのエピソードにスポットが当たっている。
銀ノ魂扁では、完全に松下村塾の3人組と吉田松陽という師匠との話にスポットが当たった作品となっている。なので、長きにわたるこの因縁を描いたこの作品は熱いものとなっていた。バトルもそうだが、3人がここにきて師をめぐる戦いに決着をつけるため共闘する姿は少しでも銀魂に触れたことのある人ならグッとくる要素だっただろう。
特に今まで敵対していた高杉との共闘が今回は描かれている。追うことができていなかったからというのもあるが、ここはかなり熱いように感じたな。
謳い文句通りの「バカ騒ぎ」
そういえば、今作って「最後のバカ騒ぎ」っていうフレーズが印象に残っているんですが。
ああ。「最後のバカ騒ぎ」にふさわしい盛り上がりだったな。
今作は先述した3人をメインに据えた作品ではあるものの、やはり今までのキャラも多く登場し、かぶき町を守るため戦う姿も描かれている。新八や神楽の万事屋組や新撰組の面々、元攘夷志士の坂本辰馬等、他にも今までのメンバーが多数登場する。
そんな多くのメンバーを巻きこんで繰り広げられる最終決戦はまさに「最後のバカ騒ぎ」というにふさわしい。ファンであれば楽しめることは間違いなしだ。
銀魂「らしさ」全開のフィナーレ
ということは今回は徹頭徹尾シリアスで突き進んだ感じなんですね?
正直、あの『銀魂』でそんなイメージはわかないのですが⋯。
いや、確かに話はシリアスではあるものの、しっかりと銀魂「らしさ」全開のフィナーレにはなっている。
確かに今回の話はシリアス回ではある。しかし、銀魂らしいギャグもシリアスの中にしっかりちりばめられている。最初のあらすじ紹介の時からいきなりとある作品のパロディを挟んできたり、シリアスなシーンをぶったぎるような脈絡のないギャグを入れたりと、他の作品では危険な行為も見事やってのけてしまう。さすがだ。
そして、今回はシリアスパートだけではない。後半戦は前半よりもシリアス度合いは少し下がりギャグの応酬が始まる。シリアスの銀魂、ギャグの銀魂を一つの映画で楽しむことができる。前半の話についていけなかったという人でも、後半のギャグパートは楽しめるだろうな。
TVアニメを普通に見ているのと近しい感覚に陥る
なるほど、今回の作品はやはり派手な最終回のようですね。
ああ。だがノリはアニメとほとんど同じではあるため、途中、映画を見ているという感覚はやや薄かったかもしれないな。
良くも悪くもこの作品は銀魂。そして銀魂らしさを追求したからこそ、映画を見ているという感覚が薄くなり、映画を見いているという感覚が途中で薄いように感じるようになった。だが、これは気になった部分ではあるモノの、銀魂らしさを出せていたという点があってこそのいい面でもあったように感じるな。
せっかくだったらもっと見たかったオールスター要素
あと、オールスター作品にするならば、よりオールスター要素が強く見えればよかったなと感じたな。
前半や後半は確かにオールスター感あふれる派手な最後ではあった。だが、最初の方のかぶき町を守るために戦っていた人たちの姿を描く場面がもう少し描かれていればよ「バカ騒ぎ」感を強めることができたのではないだろうか?
まとめ
調査報告ありがとうございます!
今回の件はやや調査不足ではあると思いますので、引き続き調査をお願いします。
ああ、すまない⋯。
現状はBかCのファイルへの保存が望ましいという印象ですが、今後の調査報告によってはAまで伸びる可能性は十分秘めていますね。なので今後の報告を楽しみにしています。
NEXT MISSION
新しくなったセーラー戦士の戦いを刮目せよ。
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