8月公開映画調査結果まとめ

ランキング:調査ファイル整理

※改めまして映画調査ファイルの区分はこちら。

映画調査ファイル区分

SS⋯生涯ベストTOP5入りの調査

S+⋯大傑作の調査

S⋯傑作上位の調査

A+⋯傑作下位の調査

A⋯秀作の調査

B+⋯良作の調査

B⋯好みではある調査

C⋯可もなく不可もなくな調査

D⋯微妙な調査

E⋯苦戦を強いられた調査

赤に染まった8月。

ミルフィ
ミルフィ

トルテさん!?これは一体どういうことですか!?

今月の調査結果報告、1つかなり好感触なものがありますが!?

トルテ
トルテ

ああ、実は今月はとある作品の調査がすさまじく印象に残ってな。
今月はこの作品が今年のMIAの中で最高の調査になるだろうと感じている。

ミルフィ
ミルフィ

確かに⋯、そんな予感がします。

ちなみに今月はしばらく報告が止まってたり、今年配信の作品も3作品と多かったり不思議な部分もありましたが何か変わったことが?

トルテ
トルテ

あ、ああ⋯、それは⋯少し体調を崩してしまってだな⋯。

新作の調査は物足りなくなってしまっているかもしれないが、ファイルのまとめを頼む。

ミルフィ
ミルフィ

承知しました!では、まとめていきますね。

1作品目 仮面ライダーリバイス バトルファミリア

自身に宿る悪魔のバイスと契約した五十嵐一輝は、自らが仮面ライダーリバイに、バイスが仮面ライダーバイスに変身し、人間と悪魔がバディを組んだ1人で2人の仮面ライダーとして戦っている。ある時、謎の組織によって引き起こされたハイジャック事件に父・元太と母・幸実が巻き込まれてしまう。一輝と弟の大二、妹のさくらの五十嵐3兄妹は、捕らわれた両親と乗客たちの救出に向かうが、そんな彼らの前に、悪魔のギフと契約し、異形のライダーベルトを手にした男、アヅマが立ちふさがる。

引用:劇場版 仮面ライダーリバイス バトルファミリア : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

人間と悪魔のバディものかつ五十嵐一家を始め多くの登場人物がライダーであるという異色のライダー作品。昨年9月からTVで放送されており、8月いっぱいで完結いたしました。仮面ライダー一家でもある五十嵐一家の母と父が旅行に向かう道中の飛行機がハイジャックされるところから時を超えた陰謀が動き始めます。

今作にはウルトラマンや戦隊シリーズでも変身キャラクターを演じた歴史のあるケイン・コスギさんや『JO1』の豆原一成さん、八嶋智人さん、オリエンタルラジオ藤森慎吾さん、立石晴香さんなどがゲストとして出演しております。

ミルフィ
ミルフィ

仮面ライダーリバイスは映画で初見という事でしたが、誰でも楽しめるド派手ライダー映画となっていて、その勢いに圧倒されました。特にコナン映画レベルの爆発の多様が面白い。

ストーリーはハイジャックという危機感が薄すぎるように感じましたが、登場ライダーの多さやマスコット的キャラの愛嬌、何よりケイン・コスギさんのアクションシーンは手に汗握る仕上がりです。

調査結果:ファイルBに保存

2作品目 暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー

桃井タロウが変身するドンモモタロウ(レッド)、お供のサルブラザー(ブルー)、イヌブラザー(ブラック)、キジブラザー(ピンク)、そしてオニシスター(イエロー)らドンブラザーズは、人間の欲望から生まれるモンスターと戦っている。ある時、そんな彼らに映画出演のオファーが舞い込む。敏腕プロデューサーの三枝玲子から告げられた映画のタイトルは「新・初恋ヒーロー」。その原作漫画こそ、鬼頭はるかが漫画家デビューした際に盗作疑惑をかけられてしまった、王道少女漫画だった。まさかのオファーにはるかも動揺を隠せないなか、映画撮影はスタートするが……。

引用:暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

桃太郎をテーマにした今年の戦隊シリーズであり、戦隊であるにも関わらずあらゆるぶっ飛んだ設定やストーリー展開、キャラの濃さで視聴者を困惑させるトンでも作品が仮面ライダーとの同時上映に。

映画撮影現場を舞台とし、TV版で敵対組織にある脳人も巻き込んで奇妙奇天烈な映画撮影現場を映し出す。女優の島崎和歌子さんや姜暢雄さんがゲスト出演しております。

ミルフィ
ミルフィ

TV版についても鑑賞しているものの、あちらは回を重ねるごとに初期にあった毒っ気や視聴者を置き去りにする温度感が薄れてきていた印象があったものの、今作では初期の何でもありなドンブラ節が炸裂しっぱなし。

TV版でのストーリー展開という抑止力を失った彼らに怖いものなどないといわんばかりの暴太郎っぷり。サクッと劇薬を摂取できる珍作です。

3作品目 ONEPIECE FILM RED

素性を隠したまま発信される歌声が「別次元」と評され、世界でもっとも愛される歌手ウタが、初めて公の前に姿を現すライブが開催されることになった。そのことに色めき立つ海賊たちと、目を光らせる海軍。ルフィ率いる麦わらの一味は、何も知らずに、ただ彼女の歌声を楽しみに会場にやってきた。世界中から集まったファンが会場を埋め尽くし、いよいよ待望の歌声が響き渡ろうとしている。しかし、ウタが「シャンクスの娘」であるという事実が明らかになったことから、事態は大きく動き出していく。

引用:ONE PIECE FILM RED : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

週刊少年ジャンプで大人気、単行本は累計5億部を突破して連載も25周年を突破するという長く愛され、根強いファンも多いジャンプの看板漫画『ONEPIECE』の累計15作品目の映画化作品。また原作者である尾田栄一郎さんが総監修している「FILM」シリーズとしては5作品目にあたります。音楽の島・エレジアでのシャンクスの娘:ウタのライブを舞台に海軍やサイファーポール、ビッグマム海賊団も巻き込んだ大事件が発生します。

海賊王のライバルや元海軍大将等、聞くだけで楽しみになるようなキャラを毎度出してくれるこのFILMシリーズですが、今作は原作で主人公のルフィが海賊王を目指す大きなきっかけになった超重要人物「シャンクス」の娘であるウタという少女が登場。ゲスト声優には俳優の山田裕貴さんやお笑いコンビの霜降り明星さん、さらにメインキャラのウタの歌声をAdoさんが担当しております。

ミルフィ
ミルフィ

ワンピースという作品を根底から揺るがすとんでもない映画作品がここに爆誕。

明確な敵が存在しない、ルフィが「超える」「守る」ために戦わない、少女にスポットを当てる、音楽をメインに据えるというどれもが挑戦的で賛否は分かれているもののMIAでは高評価。

名だたるアーティストさんの書き下ろした曲(特に『逆光』)にドはまり。赤髪・歌姫・麦わらの過去から今に至るドラマが切なく、ポスタービジュアルとは違ったストーリー展開も大好物でした。それぞれの生き様と見据える『新時代』⋯多くの人に見届けてほしいですね。

調査結果:ファイルSに保存

4作品目 ムーンフォール

原因不明の力によって月が本来の軌道から弾き出され、あと数週間で地球に激突するという驚くべき事実がNASA(アメリカ航空宇宙局)にもたらされる。NASAは現地調査を試みようとするが、同時に組織内部で、とある情報が隠ぺいされていたことが発覚する。地球と月を救うため、NASAの副部長ジョー・ファウラー、過去のある事件からNASAをクビになった元宇宙飛行士のブライアン・ハーパー、天文学博士を自称するKC・ハウスマンの3人が立ち上がり、未曽有の危機に立ち向かう。

ムーンフォール : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

『インデペンデンス・デイ』や『ミッドウェイ』などのSF、パニック映画などで知られており、あまりにも激しいその映像づくりから「ハリウッドの破壊王」という別称でも知られているローランド・エメリッヒ監督が、月が地球に衝突してしまうという危機にさらされた人類を描いたディザスターパニック映画です。

Amazon Primeで配信されており、NASAの副部長をハル・ベリーさん、元宇宙飛行士をパトリック・ウィルソンさん、自称天文学者の男性をKC・ハウスマンさんが演じています。

ミルフィ
ミルフィ

映像の迫力は圧巻で、ど派手なCGをぶち込んでの宇宙空間の画づくりや迫りくる月落下の危機の中、慌てふためく地上の人々の繰り広げるカーチェイスなどアクションシーンは大掛かりな作品を演出してくれて楽しくもあります。

ただ、予告段階などで言っていたような「月が落ちてくる」という話に陰謀論が絡んでくるというストーリー展開に、単なるディザスターパニックとしてみようとしていると置いてけぼりを食らってしまう。とにかく監督の楽しそうにとってる感じを楽しみましょう。

調査結果:ファイルCに保存

5作品目 わたしは最悪。

30歳という節目を迎えたユリヤ。これまでもいくつもの才能を無駄にしてきた彼女は、いまだ人生の方向性が定まらずにいた。年上の恋人アクセルはグラフィックノベル作家として成功し、最近しきりに身を固めたがっている。ある夜、招待されていないパーティに紛れ込んだユリヤは、そこで若く魅力的なアイヴィンに出会う。ほどなくしてアクセルと別れ、新しい恋愛に身をゆだねたユリヤは、そこに人生の新たな展望を見いだそうとするが…

わたしは最悪。 : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

『テルマ』『母の残像』などの作品を手掛けたデンマークのヨアキム・トリアー監督が、自身の作品への出演経験もあるレナーテ・レインスベをユリヤという主人公として撮影した12章立ての恋愛ドラマ。なんとも形容しがたい感情に悩む30代の女性ユリヤの恋模様と、そんな彼女に翻弄される周囲の人々を描いています

この作品は2021年の第74回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で女優賞を受賞し、2022年の第94回アカデミー賞では国際長編映画賞と脚本賞の2部門にノミネートされるなど、賞レースでも注目されるような作品でした。

ミルフィ
ミルフィ

誰しもが生きていく中で直面する「明確な不満はなくとも、違う選択をしたい」という名状しがたい心情に寄り添ってくれるようなパワーを秘めた作品です。

誰しもそういった気持ちに苛まれることはあり、それ故に違った選択をすることで誰かを傷つけたり、うまくいかないことによって、自己嫌悪に陥ったり選択を後悔することもある。しかし、そういった選択を悪いものではなくその人らしさとしてポジティブなものとして描いているので作品に温かみがあります。

ユリヤの選択も人を傷つけるものではあるものの共感性が高く、憎めないものとなっているのはお見事です!

調査結果:ファイルA+に保存

6作品目 カーター

南北が治療薬の開発のために協力する中、ソウルのあるモーテルですべての記憶を失った正体不明の男性カーターが目を覚ます。耳の中の装置を通じて誰かがカーターに、米中央情報局(CIA)武装要員などカーターを追う人々を撃退するよう指示する。指示を拒否すれば、口の中に設置された爆弾を爆発させると脅され、カーターは指示されるがまま任務を遂行する。

DMZにウイルス蔓延、ネットフリックス映画「カーター」制作報告会 : 東亜日報 (donga.com)

2017年に公開された韓国映画『悪女』にてそのアクションシーンに注目が集まったチョン・ビョンギル監督がメガホンを取ったワンテイクで撮影された現在Netflixにて配信されている韓国アクション映画。記憶を失ったまま、ウイルスパニックの状況下にある世の中で耳の中の装置から聞こえてくる声に従って任務を遂行する一人の男を描いています。

「激しい水墨画のようなアクションを盛り込んだ」というチョン・ビョンギル監督の言葉通り、始まりから終わりまで瞬きする間もないほどのアクションが盛り込まれており、主演を務めた周元も「シナリオを初めて見て『これが可能なアクションなのか』と思った」というように言葉をこぼしていたようです。

ミルフィ
ミルフィ

アクション映画界に新たな風を吹き込むトンでもアクション映画がここに爆誕。あまりの過激アクションの応酬だけでも見ごたえ抜群なものの、それをほぼワンカットで仕上げているという事で激しいアトラクションに乗っているかのよう。

進み方はバイオハザードのように進むのも楽しいポイントですが、カメラワークが終始あらぶっていることに見づらさを感じた点や、アクションがすごい故にストーリーに惹かれるものがなかったのは残念な部分ではありました。今後のアクション映画の可能性を感じる一本としては間違いなく外せない作品です。

調査結果:ファイルCに保存

7作品目 デイ・シフト

近頃は、生計を立てるのも命懸け!? ロサンゼルスを拠点に活動するバンパイアハンターは、1週間以内に子供の授業料と歯列矯正の費用を捻出しなければならなくなり…。

デイ・シフト | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト

ヴァンパイアが潜む社会を舞台に家庭崩壊の危機に立たされたヴァンパイア・ハンターを描く、ヴァンパイア・ハンティング・アクション・コメディ作品です。
ヴァンパイアの歯が高値で取引されており、その歯を売ることで娘と離れてしまうことを防ごうとした、問題児ハンターとして協会で名高かった父親バドが、伝説のヴァンパイア・オードリーをとあるハンティングで怒らせてしまうというストーリーです。

主役である父親バドを『ジャンゴ 繋がれざる者』や『コラテラル』、スパイダーマンシリーズの悪役・エレクトロで有名なジェイミー・フォックスが、その相棒をアメリカでは有名なラッパーでもあるスヌープ・ドッグさんが演じます。

ミルフィ
ミルフィ

主人公の片手間ヴァンパイア・ハンティングがスタイリッシュなもののコミカルで面白い!お目付け役としてつけられたセスとの師弟ものやスヌープ・ドッグさん演じる相棒とのバディムービー、そしてファミリームービーとしても楽しめる幅の広い楽しみ方が可能です。

ただ、ヴァンパイア・ハンターという設定ではあるものの、やっていることはゾンビサバイバルに近しくやや新鮮味に欠け、ストーリーも設定の割には無難すぎる着地。

ノンカロリーでちょうどいい悪ふざけありのコメディアクション映画です。

調査結果:ファイルBに保存

8作品目 NOPE/ノープ

田舎町で広大な敷地の牧場を経営し、生計を立てているヘイウッド家。ある日、長男OJが家業をサボって町に繰り出す妹エメラルドにうんざりしていたところ、突然空から異物が降り注いでくる。その謎の現象が止んだかと思うと、直前まで会話していた父親が息絶えていた。長男は、父親の不可解な死の直前に、雲に覆われた巨大な飛行物体のようなものを目撃したことを妹に明かす。兄妹はその飛行物体の存在を収めた動画を撮影すればネットでバズるはずだと、飛行物体の撮影に挑むが、そんな彼らに想像を絶する事態が待ち受けていた。

NOPE ノープ : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

『ゲットアウト』や『アス』などのホラー映画で知られるジョーダン・ピール監督の長編監督作品3作目となる作品。空に浮かぶ「見上げてはいけない何か」の動画撮影をめぐり、とある田舎の兄妹があらゆる人を巻き込んで奮闘する様子を描いております。

予告編やポスターなどを見ても「一体どんなテイストの映画なのか」という部分が釈然としないイメージを抱かせてきます。そして今作はホラー映画の中では珍しくIMAXスクリーン向けの撮影が施されており、IMAXスクリーンでの上映も行なわれています。
尚、今作の主役でもあるOJを演じるのは同監督作の『ゲット・アウト』にも出演したダニエル・カルーヤさんが演じています。

ミルフィ
ミルフィ

これまた難解で私自身もこの作品については語れるほどの感想を得ることはできませんでした。
見えない恐怖」「不穏な雰囲気」に音響や演出などでさらされ続ける2時間超。しかもホラー映画ではあるモノのフェイントもふんだんに盛り込まれており、それにすら恐怖を覚える自分達をスクリーン越しにあざ笑われているような感覚に陥る。

ただ、アンバランスな危機感の人々の風刺炸裂しっぱなしの行動や、終盤のジョーダン・ピール監督の日本アニメリスペクトあふれるバカバカしさMAXな絵面はもはやコメディ映画!

序盤は冗長に思えるものの、不思議な体験をすることができるので見る価値はあります。

調査結果:ファイルAに保存

9作品目 アキラとあきら

父親の経営する町工場が倒産し過酷な幼少時代を過ごした山崎瑛と、大企業の御曹司だが次期社長の座を拒絶し血縁のしがらみに抗う階堂彬。同じ名前を持つ2人は運命に導かれるかのように、日本有数のメガバンクに同期入社する。人を救うバンカーになるという熱い理想を持つ山崎と、情を排して冷静に仕事をこなす階堂。正反対の信念を持つ2人は真っ向から対立し、ライバルとしてしのぎを削る。しかし山崎は、ある案件で自らの理想と信念を押し通した結果、左遷されてしまう。一方、順調に出世する階堂の前にも、親族同士の争いという試練が立ちはだかる。やがて、数千人の人生を左右する巨大な危機が到来し、山崎と階堂の人生が再び交差する。

アキラとあきら : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

『半沢直樹』や『下町ロケット』などのドラマ、『空飛ぶタイヤ』などの映画化作品などでも知られる小説家の池井戸潤さんの同名小説を竹内涼真さんと横浜流星さんのタッグで復活させた企業エンタテイメント作品。タイプの全く異なる2人のあきらというバンカーが崖っぷちに立たされた大企業を立て直す中で、自分たちの想いに向きあう様子を描いています。

池井戸潤さんの作品の映画化というのも見どころの一つではありますが、今作では『僕は明日、昨日の君とデートする』や『フォルトゥナの瞳』などの感動ドラマ系作品の多い三木孝浩監督が監督を務めているというのも注目のポイントです。

ミルフィ
ミルフィ

池井戸潤さん原作の作品は基本痛快企業エンタテイメントといえるような、企業の闇にのさばる上位カーストの人間へ、正しきを貫く人間たちが牙をむき、屈服させるという逆転劇が印象的なものの、今作ではそのような色よりも三木監督のドラマ色の方が全面に出ています。

ドラマ化もされている作品ではあるもののエピソードの取捨選択がうまく、全体的に薄いと感じる部分も少なく見やすい爽快お仕事ムービーになっています。

ユースケ・サンタマリアさんとアンジャッシュ児島さんの演じる社長二人もポンコツ感と憎たらしい雰囲気が丁度よく魅力的ですよ。

調査結果:ファイルBに保存

10作品目 バイオレンスアクション

ピンク髪のショートボブでゆるふわな雰囲気を漂わせる菊野ケイは、昼は日商簿記検定2級合格を目指して専門学校に通いながら、夜はアルバイトをするという日々を送っている。そのバイトとは指名制の殺し屋で、ケイはそこで指名ナンバーワンの実力を持つ凄腕の殺し屋だった。ある時、学校帰りのバスでビジネスマン風の青年テラノと出会ったケイは、胸が高鳴りながらも、そのままいつも通りバイト先へ。この日の依頼は、巨大なヤクザ組織を仕切る3代目組長から、ある人物を殺してほしいというものだった。そのターゲットとは抗争の渦中にいるヤクザの会計士の男で、その男こそ昼間のバスで出会ったテラノだった。

バイオレンスアクション : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

小学館「やわらかスピリッツ」で連載の浅井蓮次と沢田新による人気コミックを実写映画化した作品。専門学生と殺し屋バイトという、昼と夜とで違った顔を持っているピンク髪の少女ケイがとあるヤクザからの依頼を通してのバトルと甘酸っぱい青春をコミカルに描いています。

主人公のケイは美少女として名高く、『銀魂』や『弱虫ペダル』などで役者としての実力も評価されている橋本環奈さんが演じており、その他にも馬場ふみかさんや森崎ウィンさん、佐藤二朗さんや城田優さん、ナインティナイン岡村隆司さん等幅広いジャンルの豪華キャスティングが起用されているというのも見どころの一つです。

ミルフィ
ミルフィ

POPさを感じるアクションの雰囲気作りはいいものの、肝心のアクションが残念過ぎるように思えてしまいました。特にカットが多すぎてアクションが見づらく仕上がってしまっているのが致命的⋯。

原作未読ではありましたが、ストーリーについても全体的に薄味な仕上がりで一人一人のキャラにユニークさはあれど描写不足感を感じてしまいます。

また、コメディも織り交ぜていたものの、その部分がアクションとストーリーのテンポを悪くしてしまっているのも惜しいと感じたポイントです。

調査結果:ファイルEに保存

最後に

ミルフィ
ミルフィ

以上が今回のファイルのまとめとなります。

『ONEPIECE FILM RED』に関しては今年1の中でも特に重要になりそうな作品ですね。

そして、他にも『NOPE/ノープ』や『わたしは最悪。』等についても今年公開の作品の中でもやはり唸らされるような調査になりますね。

トルテ
トルテ

そうだな。そして、配信発信の作品でも『カーター』はややファイル自体は低いところに保存はされたものの、いい意味でアクション映画の今後の可能性を感じるような作品だったな。

『バイオレンスアクション』に関しては、邦画アクションのこれからがやや不安になってしまう作品だったのが残念だが、最高の邦画アクションも存在することは多くの人にわかってもらいたいな。特に、昨年公開された、緩い日常に織り交ぜられる苛烈アクションを楽しめる『ベイビーわるきゅーれ』というアクション映画はおすすめだ。

ミルフィ
ミルフィ

2人の女子高生殺し屋の作品ですよね。確かにこれは私も印象深い作品です。

この作品を撮っている阪本裕吾監督は邦画アクションでも大注目ですよね。

『バイオレンスアクション』もこの監督さんが撮っていればどうなったのかも気になりますね。

トルテ
トルテ

確かにまた一風変わった作品になったかもしれないな。

今月は全体的に分類ファイルのバランスは良かったが、来月はどうなるのか見ものだな。

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